part1続き
その後、燻蒸コースというよもぎ蒸し的なものを体験する。
2ラウンド目後は休憩無しなのでスタッフに「すぐよもぎに行って!!急いで!」と急かされる。よもぎ蒸しと同じ様に椅子に座り、カバーをかけられる。
そして綿状の蓮を中心とした10種類の薬草にチャッカマンで火をつけ足の間に入れること30分。汗がじっとりと出た。
何度か火の様子や声掛けに来てくれ、手が動かせないので顔をわりと強めに拭いてくれた。ありがとう魔女。
そしてそのまま3ラウンド目。最後の仕上げ。同じ様にドーム内へ。
横になる時に麻袋を下に巻き込んでしまった為スタッフにめちゃ怒られる。
「これは洗えないんだから下にひいたら汗で汚れるでしょ!他の人も使うんだから!全く!」とプンプンされて麻袋を引っ張られた。
真っ暗な中、痛い!と声が出てしまった。だって麻だもん痛いです。
すると隣から男の人の声が。すぐのお隣でした。
近くにいたお友達に話しかけているのか「俺、さっきバスタオルがめくれて麻袋が擦れてち○ち○めっちゃ痛かった」とカミングアウト。ナイスフォローだよ。男子。
私はち○ち○じゃなくて良かった。火柱と人間の温かさに芯(心)から温まることが出来た。
あっという間に10分が経ち念願の水風呂タイム。すすを払い落とし、腰をつける。
すると「せっかく温まったのに水で冷やしたら全てが無駄になるよ!勿体ないよ!」
なんと魔女が髪を洗ってそこにいる。
…そうだ。ここは養生で来る人が多いから浮かれていてはダメだったんだ。
でも世間話をしてみると魔女も病気などでご苦労があったみたい。
今日は忙しくてクタクタよ!なんて喜怒哀楽を隠さず出してくれる。
なんだか羨ましい。
ここの施設は元々温泉施設で水風呂など名残の設備が残っている(風呂横の開放的トイレもかな)
そう。本来は冷やして欲しくないそうです。
そのまま内湯に入り直して休憩。ポカポカの最上級。
換気扇があったであろう配線が垂れていたり穴が大きく空いていたり、トイレットペーパーの外袋がゴミ箱になっていたり、キュンとしてしまった。
パックして座っているとここのお孫さんかと思える5歳くらいの女の子が「ねー、かおオバケしてるの~??」なんて話しかけてきた。罪は許された…
そんな癒しの瞬間だった。女の子は地元の人やスタッフと楽しそうにしていた。
良い子のまま育つだろうな。微笑ましい。
最後に身支度。ドライヤーは様々なメーカーのもの。
そして風量が精霊達が「フーフー」してる位の風。ここは不思議体験をする所。
御湯神指し(おんゆかみさし)暖まればすべてが良くなる。なんだか深い。神秘的で素敵な体験でした。